全日本銃剣道連盟

Jukendo

銃剣道

銃剣道とは

 フランス式銃剣術に槍術の技法を取り入れた「日本式銃剣術」を起源とする、現代武道の一つです。

 木銃(もくじゅう)というものを左手・左足を前にして両手で持って構えて、相手の左胸や喉を突きます。

 また、銃剣道の技はすべて突き技で、相手の木銃を打ち払う以外は、相手を直接打つ技はありません。

服装

 銃剣道専用の道衣に剣道と同じ袴を着用します。
 銃剣道衣は、剣道の稽古着や柔道衣に比べ、袖が長く、細くなっているのが特徴です。銃剣道はお互いに相手を突く武道ですので、相手の木銃が袖から入らないように細く、長くなっています。

用具

■木銃(もくじゅう)

 樫の木で作られていて、中学生以上は長さ166cm・重さ1,100グラム以上、小学生以下は133.5cm・重さ800グラム以上のものを使うように決められています。木銃の先にはタンポと呼ばれるゴムがついていて、突き技の衝撃をやわらげています。

銃剣道用具

 剣道の防具と同じような『面』『胴』『垂れ』『小手(左手のみ)』に、『肩』『裏布団』『指袋(右手のみ)』を着けます。

 『肩』『裏布団』は、相手の突きによる怪我を防止するため、衝撃を和らげるために着け、肩は胴の上から、裏布団は胴の内側に着けます。

銃剣道の試合方法

■用具を着けた試合(小学5年生以上)

 10メートル四方の正方形のコートで行います。

 早く・正確に・正しい姿勢で相手よりも先に有効突き部位となる左胸や喉を突いて、勝敗を競います。

 3人の審判員が左胸・喉を突いた技を判定して、2人以上が一本と認めて同色の旗を挙げれば一本となります。

   勝敗の決め方 

   一本になる突き部位 

■基本技試合(小学4年生以下)

 小学4年生以下は体の発達等を考慮し、用具を着けず、基本技の形試合を行っています。

 3人の審判員が姿勢・気勢・形の優れている方を総合的に判定して、選手が着けている色の旗を挙げます。その旗の数が多い選手が勝ちとなります。